カナダサマーキャンプに子供を送り出す時、親としては「準備は万全か?」「現地で困らないか?」など気になる事がだくさんですよね。

こんにちは!AYAKOです。
この記事では、ビザ・旅行保険・通信環境・持ち物・心構えまで親目線でまとめた完全ガイドを紹介します。
初めてのキャンプでも安心して送り出せる内容です。
カナダ入国に必要な手続き
パスポートの確認

パスポートの残存期間は6ヶ月以上あるか確認して下さい。
コピーを用意しておくと安心です。
ビザ(査証)の可否
日本国籍の場合、カナダは最大6ヶ月までの観光・短期滞在であればビザは不要です。
1週間のサマーキャンプは「観光」で入国して下さい、と斡旋業者から案内がありました。
eTA(電子渡航認証)の取得

パスポートを確認したら、飛行機でカナダへ入国する場合は必ずeTA(Electronic Travel Authorization)を事前にオンライン申請する必要があります。
eTAの承認がおりていないと飛行機に搭乗できません。
申請は公式サイトから数分で完了し、通常は即日〜数時間以内に承認されますが、まれに時間がかかることがあるので早めの申請がおすすめです。
海外旅行保険

海外渡航では万が一の病気や怪我の事を考え保険に加入される事をおすすめします。
我が家はアメックスカード付帯の保険を利用しました。
こちらは長男も適用となり、専用デスクへ電話で付保証明の発行を依頼できます。
ここで発行された付保証明をキャンプへ持参しました。
この保険が後々大活躍することに…。
親の同意書

カナダは「ハーグ条約加盟国」で子供の保護のために片親(我が家は母親)と子供だけで渡航する場合もう片親(我が家は父親)の署名入りの同意書が必要です。
「ハーグ条約」とは国際的な子の連れ去りを防ぐための国際ルールです。
片方の親が一方的に子供を海外へ連れ出したり、そのまま留まったりすることを防ぐために「どちらの親も子の渡航に同意しているか」を確認する仕組みが設けられています。
安心のために「公正証書」(公証役場で認証された同意書)を用意する方法もありますが、かなりの金額が…。(1万円前後)
ネット情報では「最悪の場合別室に連れて行かれ入国できない」ともあり不安でした。
Tamwoodの説明会では「入国に必要な書類は国が決めているため、必要ないとは言えない」との説明がありました。
ただ「入国できなかった事例はあるか?」との質問には「ない」とのでしたので少し安心しました。
色々と検討しましたが、我が家は
- 同意書(conset form)→父親の許可を取っている
- Tamwoodからの入学許可証→目的があって入国する
- 復路の航空券→ちゃんと帰国しますよ
を提出しようと決めて準備しました。
実際入国は書類の提出すら求められず、すんなりと入国できました。
※ケースバイケースなのでサマーキャンプだから100%入国できる保証はありません!
通信環境

現地での連絡手段として私はトリップ.comのeSIMを利用しました。

長男はキッズ携帯しか持っておらず、新しいスマホを買おうか迷いましたがSIM契約のない私の古いスマホを持たせました。
キャンプ中は日中は携帯を没収され使えませんが夜は寮のW i-Fiで使用可能でした。
LINEとWhatsApp(海外の子が使うLINEみたいなアプリ)をダウンロードして仲良くなった友達と連絡先を交換できるように持たせました。
カナダサマーキャンプの持ち物・荷物の準備

衣類・着替え
- 洋服・下着(10日分)
- 水着→使いませんでした
- 羽織るもの→朝晩はかなり冷えます
- パジャマ
- ビーチサンダル
キャンプでは洗濯が週1回しかできないので多めに持たせると安心です。
長男は1週間の滞在でしたので洗濯はありませんでした。
2週間以上の滞在から洗濯してもらえます。
ちなみに…我が家の地域の小学生は制服があり私服はほとんど持っていないため、追加でかなり購入しました笑
洗面・衛生用品
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- シャンプー・リンス・ボディウォッシュ
- タオル類
- 日焼け止め(出発前に塗り方を練習しといて案内がありました)
健康
- 常備薬(学校で預かって管理してもらえる)
- マスク
- 除菌グッズ
健康面のトラブルに備えて必要な常備薬を持たせました。
長男はアレルギー薬と解熱鎮痛剤のみでどちらも「症状が強い時に飲む」というルールを理解していたため本人管理にしました。
もし自己管理が難しい場合は学校に申告すれば預かって管理してもらう事も可能です。
持ち歩き・便利グッズ
- リュック
- 水筒→水は無料で汲めるのに長男はミネラルウォーターを買っていたそう
- 筆記用具
- ノート→毎日何をしたのか日記を書かせました
お金・電子機器
- 150カナダドルのデポジット→何もなければチェックアウト時に返金
- お小遣い(現金100ドルとRevolutに100ドルチャージして両方持たせました)
- 携帯・充電器(日本の充電器そのままでカナダで使えます)
※サマーキャンプで色々と体験して欲しかったのでゲームは持たせませんでした
カナダサマーキャンプでは現金が必ず必要です。
子供が1人で渡航する場合は割高ですが日本であらかじめ両替しておくことをおすすめします。
私は空港で「Revolut」を使って両替しました。
お小遣いをいくら持たせるのか?との質問が事前の説明会の時にとても多かったです。
3食含まれているので遠足で外出した時の飲み物やお土産代、日曜日のアクティビティー代が主になってきます。
(長男は最後の方調子に乗ってスタバを毎日飲んでいたそうです。かなりの額…。)
アクティビティは現地での申込になりますが無料もあり何種類かあるとの事でした。
我が家は日曜にチェックアウトなので参加できないと聞いていました。
しかし長男を預ける際に私がUBCまで迎えに行くと確認がてら話したら「それなら参加していいよ」となりました。
急に状況が変わり嬉しかったのですがそれと同時に現金が足りるのか不安になりました。
後々この件で振り回されることになります笑
今回初めて持参した日本食アイテム

子供を送り出す旅支度をしていて気づいたのですが、アラフィフになってから日本にいても日本食が恋しくて仕方ない…!
昔は現地の味を食べ歩くのが大好きだったのに、今はガイドブックを見ているだけで胸焼けが笑。
今回はついに「日本食を持参」という選択をしました。
持って行ったのは
- さとうのごはん
- インスタント味噌汁
- 昆布←私用
- ふりかけ←長男用
長期滞在での自炊用や、朝のひと時に味噌汁はホッとする味で想像以上に助かりました。
「日本食を持って行くなんて昔の自分では考えられないなぁ〜」と苦笑いしつつ、心とお腹の安心感は抜群でした。
なお、カナダは食品の持ち込みが厳しめなので最新のルールを必ず確認してから持参するのがおすすめです。
現地生活と連絡ルール

寮での生活ルール(シャワー・スマホ)
シャワーは共同でいくつかのブースに分かれています。
自分が使いたい時に空いてない可能性も…。
混む時間を避けて使うのがコツです。
ちなみに長男は何回かシャワーしなかったそうです笑
スマホはは日中は全員没収で使えるのは夜のみ。
事前の説明会では「連絡がないのは楽しんでいる証拠!」と思って下さい、と案内されました。
実際に「この時間に子供と連絡が取りたい」と質問されている方のいらっしゃいましたが、規則のため不可でした。
どうしてもホームシックや体調不良がある場合は学校から直接親へ連絡が入る仕組みになっています。
また端末の使用ルールはかなり厳しく、守れない場合は強制送還される可能性があるとのことでした。
昨年は実際に数名強制送還されたそう。
(長男もこの話を聞いてビビっていました笑)
緊急連絡先があって安心できた理由

出発前に、斡旋会社から緊急連絡先やルール説明の冊子がPDFで届きました。
持ち物リスト・緊急時の連絡方法・対応時間など必要な情報がひとまとめになっていて本当に助かりました。
特に
- 困った時の連絡先がはっきりしていた
- 学校➕斡旋会社の二重サポートだった
- 必要な時は学校から連絡が来ると説明されていた
これらのおかげで「もし何かあっても大丈夫だろう!」という安心感を持って準備することができました。
まとめ

カナダサマーキャンプの出発準備は、ビザ・保険・通信環境・持ち物・心構えまで多岐に渡ります。
親目線でチェックリストを作り必要なものを整理することで、安心して子供を送り出せます。
公式リストを参考にしつつ、お子さんに合う環境で整理をすることがポイントです。
最初は不安もありましたが、しっかり準備すれば子供は本当に楽しめます。
この記事がこれからお子さんを送り出すご家庭の助けになりますように!
次回予告
ここまでお読みいただきありがとうございます。
次回はいよいよ出発です!
ここまでは準備のお話でしたが次回からは実際に体験したお話を紹介していきます。



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